Research Project Details

研究内容

 熊本大学の建築史研究室は、堀内清治先生の西洋建築史研究にはじまります。堀内先生は西洋建築史の草分け的研究者で、地中海古代建築の研究を行いました。その後、伊藤重剛先生が引き継ぎ、現地調査を中心とした古代ギリシア建築の研究を行っています。この研究室では、これまでの実証的な学風を大切にしつつ、古典考古学、美術史、測量学などの関連分野にも学びながら、総合的な学問として発展させたいと考えています。

Research Project Details
Research Project Details

歴史は現在と過去との対話である

 建築史は工学の分野にありながら、歴史学のアプローチによって建築とは何かを考える分野です。「歴史は現在と過去との対話である」とは、歴史学者カーの有名な言葉ですが、これは建築史の分野にもあてはまります。過去の建築を知ることによって、はじめて私たちが生きる現代建築の立ち位置が見えてきます。また、工学的視点から古代建築がどのようにして建設されたのかは、現代の技術者にとっても興味深い問題です。こうした観点から、西洋建築の源泉である古代ギリシア、ローマ建築を中心に研究を行っています。

Research Project Details
Research Project Details
Research Project Details